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(No.61)逆(さか)立ちする魚 ~ヘコアユ~

魚類のほとんどは、頭を前方に、背中を上にして泳ぎますが、なかには変わった姿勢(しせい)で泳ぐ魚もいます。“ヘコアユ”は特に変わっていて、いつも頭を下にして泳いでいます。驚(おどろ)いた時には、体を水平にして泳ぎますが、すぐに頭を下にします。また、背ビレのある方向、つまり背後(はいご)に進みます。この様な奇習(きしゅう)を持った魚はヘコアユぐらいのものでしょう。
和名のヘコアユの「ヘコ」は反対、逆さまの意味で、「アユ」は歩むことです。つまり逆立ちの姿勢から背後の方向(反対の方向)に進むことからが、名前の由来です。漢字では「兵児(へこ)鮎(あゆ)」と表します。この魚は熱帯地方の波のおだやかな、内湾のサンゴ礁(しょう)に数十尾の群れを作ってすんでいます。体は左右に扁平(へんぺい)で細長いくちばしの先端に口があり、細かいプランクトンを食べています。また、ヘコアユの姿勢の反対つまり頭を上にして立ち泳ぎをする魚もいます。“タツノオトシゴ”の仲間達です。左右の胸ビレを使い泳ぐ時はいつも頭を上にして、立ち泳ぎをしています。
タツノオトシゴ類はヘコアユとは近(きん)縁(えん)でくちばしの先端に小さな口があり、細かいプランクトンを食べていることも似ています。                    ( 長谷川 勇司 )
heko.bmp

投稿者: スタッフ 日時: 2012年11月26日 11:48 |