フランフランな気分と悩ましきジュエリーケース★

雑貨屋さんが好きです。

                                                             
という言葉に、なにやら媚に似た匂いを感じるのは私だけでしょうか。
この言葉は、結婚以前、恋人に対して言う「得意料理は肉じゃがなの」に、とてもよく似ています。

なので、恥ずかしくて、なかなか口にできないのですが、そして、けっして雑貨フリークではないのですが、ときおり、むしょうに、物色したくなるときがあります。


フランフランバザーは、雑貨物色衝動がつきあげてきたとき、迷わず訪れるお店です。
今回は、年末、がさつに色んなことをしていたら、割ってしまった日常使いのコップを補うものが欲しかった。
似た種類のがある、あるはず・・・ぜったいある! とほとんど念じながら店内を巡ったら、ありました。

鼻歌まじりで購入。

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この、すがたかたち。
一目惚れしたのは、もう十ウン年前、パリのお店で買って来てから、ずっと、浮気しないでいます。


それからこのレトロなスケールに目がとまりました。こういうのって、出しっぱなしにしておいて、もちろん使用もするけど、眺めて満足が味わえるので、大好きです。

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ビッグなカゴも発見。
ランドリーに、衣類の整理に……なんにでも使えそうです。

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パール パンタシアは、天然石を使ったアクセサリーが充実しているお店、という印象があります。お店のレイアウトが、とっても「ウエルカム」な雰囲気で、つい、ふらりと立ち寄ってしまう、そんなお店。
今回は、探し物は、ジェリーケース。

友人のお嬢さん(高校生)への贈り物。先方に「何がいい?」と尋ねたら、「高価でないジュエリーケース」との御返事。
具体的に言ってもらえると助かります。

私は、自分がひとから、何かモノをいただくのが好きではないので(なぜなら、好きな対象がすっごく狭いので、気に入ることがほんとに少ないのです)、何かを差し上げるのも苦手。

とても親しくお付き合いしている友達とは、お互いの好みをよく知っているので、贈り物もあまりはずしません。

……もしかしたらはずさない贈り物をし合えるか否か、その度合いって、友情の深さと関係あるかも…・・・
なんて、しょうもないことをつらつら考えます。

さて。ジェリー・ケース、ありましたありました。

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私の撮った写真では色がくすんでしまっていますが、綺麗な深緑色。
これを一つにするか、
それとも、
プチ・ジュエリーケースをいくつか買うか。


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迷います。
うーん。うーん。
友人のお嬢さんのこと、よく知らないから、ぜんぜん、決め手がありません。
だから、贈り物って、苦手なのよね……

……そういえば、最近、とっても嬉しいプレゼントをいただいたわ。
ランコムの、芸術的に美しいケースに入ったグロス。あれは本当に嬉しかったなあ……。
                                                             
なんて、あらためてうっとりしたりして、肝心のモノが、なかなか決まらないまま、時は過ぎてゆくのでした。



山口路子プロフィール写真

山口路子

プロフィール
作家。2001年に東京から軽井沢に移住。
著書に『彼女はなぜ愛され、描かれたのか』(すばる舎)などのエッセイ集、小説『女神<ミューズ>』(マガジンハウス)など。軽井沢を舞台にした作品としては、小説『軽井沢夫人』(講談社)がある。
公式ブログ*山口路子ワールド*
http://anais.cocolog-nifty.com/blog/

軽井沢・プリンスショッピングプラザ
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