山口路子のMODEな軽井沢
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「ゴディバ」登場★
April 10, 2009
「ゴディバがオープンしたそうよ」
「あのゴディバが、とうとう軽井沢に……」
「4月1日からですってよっ」
軽井沢のそこかしこで、そんなささやきが聞こえ始めました。
なので、ちょこっと立ち寄りました。プリンスのゴディバ。(ニューウエストから味の街に続くところにあります)
ああ。
ゴディバ。
私は、年賀状、暑中見舞い、お中元、お歳暮などから遠いところで生きておりますが、なぜか「バレンタインデイ」だけは動きます。
製菓会社の陰謀であろうと何であろうと、贈るものが「チョコレート」という甘美な食品であること、また相手に好意を贈るという趣旨が、これまた甘美であること。
以上の理由から、バレンタインデイは私にとって◎のイベントなのです。
(あいかわらず理屈っぽいとかなんとか言われそうですが)。
そして!
毎年毎年、色んなチョコレートに浮気したくなるけれど、結局はやはり、「いつものゴディバ」。
↓ 今年はこのシリーズを、厳選の上、数名の殿方たちに贈りました。
自分でも食べちゃったので、写真は、封を切ったあとの映像です。美味しかった……。
なにがそんなに私を魅了するかといえば、やはりゴディバ社の伝統、歴史……、そのゴージャスな香りです。
その魔力から逃れることはできません。
なかでも、ゴディバの名の由来については、他の会社にはないロマンがあります。
そうです、ゴディバのシンボル、馬上の裸婦の物語……。
「軽井沢夫人」という本では、かなりの夫人調で紹介されていましたが、私は真面目にご紹介しましょう。
***
11世紀のイギリス。
コベントリーに住む人々は、領主レオフリック伯爵の課す重税に、たいへん苦しんでいました。
それを知った領主の妻レディ・ゴディバが税を軽くするよう申し出ると、伯爵は、
「おまえが一糸もまとわない姿で町中を廻ることができるのならそうしよう」
と答えました。
美しいレディ・ゴディバはたいへん悩みました。
しかし、とうとう聖霊降臨祭の次の金曜日に、白馬に乗って町を廻ったのです。
人々はレディの強い自己犠牲の心根にうたれました。
そして、その日は窓をかたく閉ざして、彼女の行為に応えました。
ゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに「ゴディバ」の名を冠しました。
以来、ゴディバはその愛の精神をチョコレートに込め続けています。味わう人すべてをしあわせで満たす芳醇な味わいは、人を思いやる深い愛を伝えます。ゴディバのチョコレートを味わうひととき……それは愛に満ちた時間です。
***
(「ゴディバジャパン」の公式サイトより引用)
……。
……。
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「愛に満ちた時間」を切望するみなさまへ。
ゴディバに行くしかありません。
こちらの「ゴディバの公式サイト」では、チョコレートの味わい方やQ&Aなど、興味深いことがたくさん掲載されています。ぜひご覧下さい。
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