タンゲーラと脚線美◆

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苦手な街と化してしまった渋谷に、それでも時折出かけてゆくのは「文化村」があるからです。「文化村ミュージアム」と「ル・シネマ」にときどき、「オーチャードホール」に、ごく希に、出かけます。


先日、オーチャードホールで「タンゲーラ」を観て来ました。
世界初でのタンゴ・ミュージカルであり、同時に、世界で大絶賛された舞台、これに深く酔いしれてきました。
90分、休憩なしのノンストップで、魅せる魅せる魅せる……、官能のタンゴ・ダンス。舞台で華麗に舞う脚とくねくねとまわるウエスト、つい、身を乗り出して見入りました。


このコラムでなぜ「タンゲーラ」かといえば、私は舞台を観ながら、しみじみと「網ストッキング」の威力を再確認していたのです。


「舞台で華麗に舞う脚」、とさきほど書きましたが、これがもし今流行している「レギンス」を履いていたなら? とイメージして置き換えてみると、まったく、官能的ではなくなるのが不思議なほどです。

レギンスが流行り始めたとき、「また、官能から遠いモノが流行していまう」と嘆いた私も、つい便利さに負けて、レギンス姿で外出してしまっている今日この頃。

このタイミングで「タンゲーラ」を観て、「網ストッキング」の威力を再確認したということは、「ほら、だからレギンスやめなさい」と運命が私に告げているのではないでしょうか。

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ちなみに、「タンゲーラ」同行の友達は、ばっちり網ストッキング、しかもバックシーム入りでした!
私は黒いレーシーなものでしたが、すっかりそれが色褪せて見えるほどに、友達の網ストッキングは妖艶でした。
もともと脚の綺麗なひとだけど、彼女の脚を眺めながら、私はつくづく思ったものです。
「脚線美」というのは、何をまとっているか、これがすごく影響しているのだな……。
これから、「なまあし」(おばけみたいな名前です)のシーズンです。
ある程度の年齢を越えた女性(自分自身を含む)はやはり、脚に何をまとうか、これを考えて「脚線美」を目指したいものです。



山口路子プロフィール写真

山口路子

プロフィール
作家。2001年に東京から軽井沢に移住。
著書に『彼女はなぜ愛され、描かれたのか』(すばる舎)などのエッセイ集、小説『女神<ミューズ>』(マガジンハウス)など。軽井沢を舞台にした作品としては、小説『軽井沢夫人』(講談社)がある。
公式ブログ*山口路子ワールド*
http://anais.cocolog-nifty.com/blog/

軽井沢・プリンスショッピングプラザ
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