「デトックス・ランチ」はいかが?

ちょっと前に、「デトックス・プランのこと」というタイトルで記事を書きました。
書いているうちに、すっごくデトックスな食事がしたくなり、「担当の素敵な殿方M氏」に「食べたいんです」とワガママを言って、「デトックス・ランチ」、いただいて来ました。

体調がいまひとつな日々が続いていて、それを抜け出したあたりの午後。
これは、まさに「デトックス・ランチ日和」。「でかした」とひとりつぶやきたくなるくらいでした。

しかしながら私は、「担当の素敵な殿方M氏」もご存知の通り、お料理についての詳しいコメントを述べるのは苦手でもあり嫌いでもあるので、こういった記事を書くのに向いていません。

さて。
そんな私ですが、それでも、いただいたデトックス・ランチはほんとうに、おいしかったです。
食材そのものが味わえるかんじです。
もちろんデトックス・ランチですから、「どかーんと、こってりしたのが食べたいのよっ」という人には物足りないでしょう(あたりまえ)。
私は、おいしくいただきました。

手元にある、「春のランチ」メニューからの抜粋と、ヘタな写真とで、ご紹介します。
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「アスパラガスと岩魚の燻製のリゾット サフラン風味」
☆アスパラガスは、元気をつけ、体の熱を冷まし、体に潤いを与える。そして利尿作用もあります。

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「お豆のサラダ(6種類のお豆)」
☆豆類には、胃腸を丈夫にする働きがあるものが多い。色々な豆を楽しんでください。

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「なつめの赤ワイン煮」
☆なつめは、タイソウともいい、胃腸に元気をつけ、血を補い、精神を安定させる。シナモン、バニラ・ビーンズと一緒に赤ワインで煮ています。シナモンは、経絡を温めて、ソウの作用をより効果的にする。
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こういったのを読んでお料理をいただくと、ますます体に良いのだと、私は信じているので、食事が終わった頃はすっかりデトックス気分です。


そして、このおいしいお料理のレシピを考案なさったのが、「薬膳料理研究家」の村岡奈弥さんです。
充実のHPはこちらからどうぞ

村岡奈弥さんの「軽井沢の四季のイメージ」、これが私にはとっても新鮮でした。

軽井沢に来たばかりのころは、季節の移り変わりが心に染み入っていたのに、このところは、それが当たり前になってしまっています。
村岡奈弥さんがおもちになっているイメージ、じっくりと読んだら、「ああ、私はすっごく良いところで暮らしているんだ!」と実感できて、嬉しかったので、ご紹介します。
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「村岡奈弥さんがもつ軽井沢の四季のイメージ」
≪春≫ 風が吹き、新しい命が芽吹き、きれいな若葉が目に飛び込んできます。
≪梅雨≫ 植物はしっかり水分を得ます。
≪夏≫ 太陽がさんさんと照り、木々は成長し、葉の緑は深くなります。
≪秋≫ 空気が澄み、木は実をつけ、紅葉します。
≪冬≫ 寒さが動きをとめ、木は、葉を落とし、じっと春を待ちます。

そして、このイメージを料理に活かしておいでです。「季節の恵み、土地の恵みにこだわり、体の中からリセット」する、そんなお料理なのです。

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よい午後でした。
プリンスホテル「イースト」のメインダイニングルーム。

晴れていて、ガラスの向こう側には太陽の陽射しと緑が広がって、けれど中は、落ち着いた空間でひんやりとしていて、贅沢な午後を過ごすことができました。

↓ ハーブティーもゆっくり楽しみました。
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この「デトックス・ランチ」、期間限定で、スパとセットでお楽しみいただけます。
「スパ&ランチ」はこちらからどうぞ。
                                                             

*来週はプチファッションコラムをお届けします。




山口路子プロフィール写真

山口路子

プロフィール
作家。2001年に東京から軽井沢に移住。
著書に『彼女はなぜ愛され、描かれたのか』(すばる舎)などのエッセイ集、小説『女神<ミューズ>』(マガジンハウス)など。軽井沢を舞台にした作品としては、小説『軽井沢夫人』(講談社)がある。
公式ブログ*山口路子ワールド*
http://anais.cocolog-nifty.com/blog/

軽井沢・プリンスショッピングプラザ
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