「せんまい田」のおにぎり★

私は、「コン○ニ」のおにぎりに対する抵抗があります。
この抵抗と関係があるのかないのか、わりと頻繁におにぎりを作ります。
胚芽米に雑穀を入れたものを炊いて、好みのものを中央にぽんといれて、にぎにぎ、とするのです。

……このとき、手に水をつけないことがポイントね。天日塩を両手につけて、ごはんをのせれば、ほら、熱さで塩が溶けて、手にくっつかないでしょう。そして、ぜったいに指先に力を入れないこと。「たなごころ」で握るのよ。たなごころ、って「手のひら」のこと、「手の心」っていう意味なのよ……。

と偉そうに娘に言っているのは私です。
言うのは簡単ですが、たなごころで、「心」をこめて握る、その加減が難しい。
お米の粒をつぶさないように、かといって、崩れないように。
……なんて難しいのでしょう!

そして、いつも握る側にいる身分のものにとっては、むしょうに、「自分以外の手によって握られたおにぎり」が食べたくなるものです。

いわゆる「おふくろの味」、母の作るおにぎりがやたら恋しくなったりするわけですが、そう簡単に入手できませんので、そんなときは、プリンス、味の街の「せんまい田」にゆきましょう。

こちら、こだわりがあるから好きなのです。
ご覧下さい。↓

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「五郎兵(ごろべい)米」の産地は、浅科村です。
とっても美味しいことで有名、しかも、農薬の使用は年に一回のみ。

さて。
ある日のおにぎりをご紹介しましょう。
午前中、ちょっとしたお買い物にゆき、お昼は家で食べようということになり……という状況です(計2名)。

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「葉わさび佃煮」「しゃけ」「佐久のおばあちゃんの梅」「野沢菜の油いため」「信州みそ」

濃いお茶と一緒に、いただきます。

こちらは「野沢菜の油いため」のアップ↓

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私はテイクアウトしましたが、もちろん、店内でもいただけます。



山口路子プロフィール写真

山口路子

プロフィール
作家。2001年に東京から軽井沢に移住。
著書に『彼女はなぜ愛され、描かれたのか』(すばる舎)などのエッセイ集、小説『女神<ミューズ>』(マガジンハウス)など。軽井沢を舞台にした作品としては、小説『軽井沢夫人』(講談社)がある。
公式ブログ*山口路子ワールド*
http://anais.cocolog-nifty.com/blog/

軽井沢・プリンスショッピングプラザ
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公式HP