ボディ・ショップで高保湿★

プリンス、ニューイーストのザ・ボディショップに出かけてまいりました。

天然原料を使用していることで、安心感のあるボディ・ショップ。

デザインも粋で、バスルームにシャンプーを、ベッドルームにクリームを置いておくだけでも、なんだか洒落た空間が作り出されるようで、私は好きです。

さて。
乾燥が気になるこの季節はやはり、「高保湿」機能に惹かれます。
というわけで「ヘンプ」を手に取りました。
「ヘンプで全身まるごとしっとり!」のセットです。


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ヘンプとは大麻のこと。
そうです、あの大麻です。すごくネガティブなイメージですけれど、このヘンプの種子から採られるオイルは2種類の必須脂肪酸と8種類の必須アミノ酸をたくさん含んでいて、肌や髪にすばやく浸透する保湿力の高い美容成分として、いま、とっても注目されているのです。

ちょっと、お利口さん的なことを言えば、このヘンプ、約3ヶ月で3~4メートルに成長する植物で茎の繊維の利用はもちろん、化学肥料や農薬を使う必要がないので各国の緑化運動でとっても注目されているロハスな植物なのでした。

こちらは「うるおい手肌ケアキット」です。

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ハンドトリートメント、デイリー ハンド&ネイルクリームに加え、モイスチャーグローブが入っています。

しっかりとマッサージしてグローブをはめて寝たら翌日は、うっとりするほどの手で「おはよう」というわけです。


顔につける化粧品のあれこれは、それぞれにこだわって使用しているものがあり、プレゼントには適していない、と私は考えますが、ハンドクリームについて、すごくこだわっている、といるひとはそれほど多くないので、特にこの季節、「うるおい手肌ケアキット」は絶対に喜ばれるプレゼント、と断言させていただきます。


*日本上陸20周年。ハッピーな一年が始まるのだそうですよ。
公式サイト、読みごたえ、見ごたえ充分です。こちらからどうぞ。

サンディ・パウレルの成功の信条◆

先週に引き続き、「ハーパース・バザー日本版 2月号」から。

興味深い記事がもう一つありました。

「サンディ・パウレル、二度のオスカーに輝いた色彩と素材の魔術師」

とタイトルのインタビュー記事です。

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サンディは映画のコスチューム・デザイナー。
「オルランド」「恋に落ちたシェイクスピア」等、最近では「ヴィクトリア女王 世紀の愛」などの衣裳を手掛けています。

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1960年ロンドン生まれ。
彼女の言葉が、胸に染み入りましたのでご紹介します。

コスチューム・デザイナーの条件について。

たとえ自信がなくても、まず自分自身を信じること。
自分に確信が持てない人は何も達成できない。
特に私の仕事はコラボレーションが大切だから、他人を説得する能力も要求される。
もちろん、ときには妥協をすることもあるわ。
俳優が本当に嫌がっていることを無理に通そうとは思わない。
彼らに譲ることで、その次からは信頼を得られることもある
他人の信頼が得られれば、それがひいては自信にもつながるのよ」

オリジナルな存在である、と評価されるサンディ。
オリジナルで居続けることは難しいでしょう、との問いかけに。

「きっとそれは、私が傲慢な性格だからかもしれないわね(笑)。
でも私にとってアーティストでいることのポイントは、オリジナルであること

自分を満足させられない人は、他人のことも満足させられないでしょう

毅然とすることが肝要なのです。
ときおり、「くしゃん」となったとしても、やがて立ち直ること。
それがオリジナルであることの必要条件なのでしょう。
ちょっと背筋がのびるインタビュー記事でした。


エルエルビーンのキッズ★

子ども用のあれこれがとっても充実している、という噂を耳にしましたので、プリンス、イーストのエルエルビーン・ファクトリーストアに行ってまいりました。

私だって自分の買い物ばかりをしているわけではないのです。ときどき、一人娘のことも考えるのです。

しかし、お店に足を踏みいれて、びっくりしたのは、レディースのすごくあたたかそうなダウンコートが、とても買いやすい価格でずらりと並んでいたことです。
ああ、ここを見てから、アレを買うかどうか考えればよかった。……と最近ダウンを買ったばかりの私は反省しました。そしてつい試着に走りそうになりましたが、本日の目的はキッズのあれこれなので、ぐっとこらえます。

さて。
今日はなぜかピンクばかりに目が行きます。

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なぜでしょう。
私のなかの何が、ピンクに走らせるのでしょう。


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そんなことを思いながら、暖かそうでフォルムが愛らしい帽子と手袋をチェック。


そして冬場はちょっと寒いだろうけど、魅力的な長靴を発見。

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さらに、大人なふんいき漂うリュックを発見。

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長靴もリュックも、小さくなったり、破れたりで新しいのを欲しがっていたから、写真を見せて興味を示したら、連れてきてあげよう、と思いました。

こちらのフードつきのカットソーは、断然価格が気に入ったのと、ちょうどよいサイズがあったこと、そして何より色の組み合わせに惹かれて、購入しました。(写真ではぜんぜん、色がダメ。もっと断然鮮やかなのです)

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帰宅後、娘に渡したらとても喜んだので、一年分の親としての義務を果したような気分を味わえました。

ルブタンのハイヒール◆

いったんとけた雪が凍ってスケートリンクのようになっていたり、我が家の駐車スペースのように雪かきというものをしないから、しかも陽が当たらない場所だから、いつまでも雪がある……。
雪のない都会へ出かけるために、スウェードのパンプスを履こうと思ったなら、パンプスを手に持ち、日常用のブーツを履いて車に乗り、車中で履き替える必要がある……。

そのような場所に住んでいながら、いま、とってもハイヒールが履きたくてたまりません。

「ハーパース・バザー日本版」2月号のせいです。

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興味深い記事がありました。
そのタイトルはずばり、

「官能シューズ魔術師への質問状  クリスチャン ルブタンとハイヒールをめぐる考察」

です。
ルブタンは私とほぼ同年齢。1964年生まれです。

彼の「ハイヒール哲学」が面白い。
2007年に奇才デヴィット・リンチとコラボレーションした「フェティッシュ展」、とても観たかったです。


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ところで、ハイヒールはけっして歩きやすくありません。

ルブタンやマノロ・ブラニクそのほか飾っておきたくなるような美しい靴は、ウォーキング用ではないので、食事やパーティーの数時間用。もちろん車で移動が基本で、駅の構内を歩いたりしてはいけない。と、私は考えています。

ですから、それなりのハイヒールを履こうなどと考えたら、まずはそのハイヒールに費やす現実的な問題から始まって、それに似合う服、似合う生活スタイルというものが問われるわけですから、なかなか、大変なのです。

それでも。
それでも、次のルブタンの言葉に、それでも私は美しいハイヒールが履きたくなるのです。

「なぜ女たちは窮屈なハイヒールを履くのでしょう?」という質問に対するルブタンの答え。

すべての靴がコンフォタブルである必要はないと思う。コンフォタブルというのは、OKという意味で、GREATというわけではない

もう、これだけで、私にとっては説得力大です。
さらに、ルブタンは続けます。

ハイヒールは実用的じゃないかもしれないが、ラグジュアリーで文明的、自分の気分を高揚させてくれる。体のプロポーションや振る舞い方ですら変えてくれる

その通りです。
そして、次のエピソード。

「以前、パリのショップに一人の女性が来て、『自分の街が好きになった』とお礼を言われたんだ。今までいつも急いでいたから周りの景色を見る余裕がなかったけれど、僕の靴を履いてゆっくり歩くようになったら、美しい街の景色を楽しめるようになった、と。
短い人生、なぜ走る必要がある? 走り過ぎたら何も見られない


この女性は、たしかにゆっくり歩くことによって美しい景色を発見したのかもしれません。
けれど、ルブタンのハイヒールを履くことによって高揚する気分、美しい靴を履いている自分自身に酔うという状況、そのほか、さまざまなルブタンマジックが、この女性を包み込み、女性の瞳がいつもと違う輝き、潤いを持ち、それが美しい景色につながったのだと、私は思います。

そして、私も大好きなルブタンの赤。

レッドソール(いわゆる靴の裏側、地面に着く部分とヒールの裏側が赤なのです)がルブタンのアイデンティティなのですが、これについて。

90年代初頭、女性は黒ばかり着ていたから、魅力的なウィンクのように、レッドソールが後ろ姿のアピールになったらいいなと思って

魅力的なウィンクのように……。
それこそなんて「魅力的な」表現をするひとなのでしょう。
ルブタンのファンになりました。そしてルブタンのハイヒールが欲しくなりました。庭は雪景色ですけれど。


ミシェラドーロ・カフェでランチを★

「本日の最高気温はマイナス3度です」
なんて声がラジオから流れてきたりしますと、「とにかく薄着な女でいたい。着込むのは嫌だ」と願う私でも、モコモコスタイルになるのは避けられません。


そして、とっても、あたたかなものが欲しくなります。これまた避けられません。

というわけで、プリンス、イースト、シチリアの香り漂うミシェラドーロ・カフェで温かなランチをいただくことにしました。

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ホワイトチキンクリームグラタンと「無農薬の野菜をたっぷりと使用した自家製ミネストローネスープ」、そしてカフェラテです。(このグラタンを各種サンドイッチにする手もあります)。

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「無農薬の」とか「野菜たっぷり」とか「自家製」といった言葉に弱い私には、なにより嬉しいメニュー。こだわりのあるお店って、だいすき。

濃厚で、とても美味しかったです。


優しい気分になれるような、そんな錯覚に陥ることができるような、そんな温かさがありました。


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ミシェラドーロ・カフェ、軽井沢にお住まいの方にお勧めしたいです。

平日のランチ、午後のお茶に、一度お出かけになってみてください。

ゆったりとしたスペースでくつろげることでしょう。

なお、こちらの写真はひざ掛けです。

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私のお友達(年下の、とある素敵な殿方)がお気に入りなのです。
デザイン、そして膝に掛けたときのほどよい重量感。人恋しいときに、なにやら代替効果がありそうな重量感。

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私も気に入りました。
一枚、欲しい……


トレンチコートを狙う◆

先日、久々にクローゼットのなかを眺めて、絶望的気分を味わいました。
私はいわゆる「たんすのこやし」というものがないほうだと思うのですが、それでもここ1~2年で一度だけ、あるいは一度も袖を通していないものを、割と多く発見してしまったからです。

「好みが変わったんじゃないの~?」と友人は言いますが、そして、確かにそれもあるのですが、基本的に「目に新しく映ったものを、結局着なくなるのに買ってしまう」ことを、いまだ、していて、結果、「良い買い物だったわ」から遠ざかっているということなのです。
ぜんぜん、ダメです。
なっていません。
これは年初から自分にカツを入れる必要がありそうです。
まずは現実を見るのです。
自分の生活を、見るのです。すると分かってくるはずです。
そこで、トライしてみました。


一ヶ月間、どんなシチュエイションが最も多いか、です。(なんだか今日はとってもオープンです。いいのでしょうか)。

1番「家にいて仕事したりぼんやりしたり妄想したりしている」
2番「軽井沢町内で、たまーに、ちょっとお茶あるいはランチに出かける」
3番「仕事の打ち合わせのため上京する」
4番「ひと前に出てあれこれする」
5番「すてきなひととデイトする」(書かせてください、せめて。ほんとは1番なのよ、と言ってみたい)


……。
さて、このように考えてきますと、自分に必要なワードローブが見えてきます。
まずは、基本的にお部屋着を充実させる必要があります。
気持ちよく、もっとも好きな自分でいられるようなスタイルでいることが肝要です。

そして2、3、については、ちょっとしたヴァリエイションでどうにでもなりましょう。次のものがあれば。
ワンピース3枚、スカート2枚、セーター2枚、ジーンズ2本。あとはタイツやソックス、靴、アクセサエリーで表情を変えます。
そして4番はちょっと頑張るのです。シーズンで3つくらいがあれば完璧。
5番は、相手がどんなひとなのかにもよるから、ここでは深入りしません。

はい。
そんなことを考え合わせると、服というのは、ほんとうに、数ではないのだな、と実感。
その上で、それではいま、私は何が欲しいのでしょう。
と考えてみたら、以前から「それが似合う年齢になったら」と考えていた「トレンチコート」が頭に浮かびました。
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トレンチコートって、着こなしがとても難しいと思うのです。
街を歩いていて、さまざまなトレンチコートを、これからの季節(冬の終わりから春にかけて)よく目にすることになりますが、「ああ、素敵」「似合っている」と思えるひとに、なかなか出会えません。
だからずっと怯んでいたのです。

(↓ カトリーヌ・ドヌーヴは別です、「シェルブールの雨傘」のトレンチは粋でした)

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でもそろそろ、44という数字が迫ってきているし、このあたりでよいのではないかな、と思い始めました。
つまり、今、私が欲しいのはなるべく長い間着られる「トレンチコート」ということに気づいたのです。(私は「一生モノ」という考え方ができません。なぜなら飽きっぽいからです)

さてさて。
お気に入りのに出会えるでしょうか。
数ヶ月かけて、探すこととします。

:::バーゲンが始まります:::

本日より、17日(日)まで、プリンス冬まつり+軽井沢・冬theバーゲンが始まるようです。

ちらりと詳細をのぞいてみましたら、楽しそうなイベントを発見。

無料(!)の「チョコフォンデュ」や「あったかスープ」の集客力はすごいのではないか、と想像します。

それから、「ママがお買い物している間にパパと温泉に行こう」という、小さい子供を抱えたハハたちが涙を流して喜びそうなイベントも。
このイベントを企画したひとは、子育て経験がある女性か、あるいは、ストレスいっぱいの妻の相手をした経験のある男性に違いありません。
と想像して楽しみます。

もちろん、お約束の「福引大会」も。商品も豪華です。

いずれにしましても、70%オフもありですから、出かけてみる価値はありそうです。

みなさまも詳細をご覧下さい。
こちらからどうぞ。

バーゲン詳細情報はこちらから。

シャネルのことば◆

2010年、今年はシャネル社創業100周年とされています。
昨年はミュージカルや映画が立て続けに公開され、テレビなどでも「シャネル」をとりあげる機会が多かったようです。1月16日からは、「シャネル関連の映画のなかでは最も官能的」と知人が評している「シャネル&ストラヴィンスキー」が公開されます。

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さて、私も昨年の夏に「ココ・シャネルという生き方」を出版した関係で、「どうして今シャネルなの?」といった質問を受けることがたいへん多いのです。
さまざまな理由があるでしょうけれども、そのひとつにはやはり、2010年という年が「シャネル社創業100周年」ということがあります。

ココ・シャネルは1910年、27歳のときに、恋人アーサー・カペルの出資により、パリ・カンボン通り21番地に帽子店「シャネル・モード」を開業しているのです。

この年から100年経った、ということなのです。

実はその前に1908年、パリ・マルゼルブ大通り160番地のアパルトマンで帽子を売り始めているのですが、本格的ではないということなのか、創業は1910年とされているようです。

というわけで、今年最初のファッションコラムはココ・シャネルの言葉から始めたいと思います。

「ココ・シャネルという生き方」のラストで紹介している、私が好きな「シャネル語録」のうちの一つです。
世のなかを私なりに眺め渡してみて、今年は何度もこの言葉を発信したいと思うのでしょう。そんな予感があります。

シャネルは言いました。

かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない

周囲と同じようにして安堵する生き方が、私はとても嫌いなので、この言葉がとても好きです。
びっくりするような言葉ではありません。
「あたりまえじゃないの」と思うひとも多いでしょう。
けれど、たいてい、人生の重要な事柄というのは、簡単な、いっけん、当たり前の言葉のなかにあるものなのです。




山口路子プロフィール写真

山口路子

プロフィール
作家。2001年に東京から軽井沢に移住。
著書に『彼女はなぜ愛され、描かれたのか』(すばる舎)などのエッセイ集、小説『女神<ミューズ>』(マガジンハウス)など。軽井沢を舞台にした作品としては、小説『軽井沢夫人』(講談社)がある。
公式ブログ*山口路子ワールド*
http://anais.cocolog-nifty.com/blog/

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