「旬粋 しゅんすい」、蕎麦づくし★

プリンス、ニューウエストの軽井沢旬粋、「そばクレープ」で有名なお店で、ちょっとしたものを探してきました。

とある人から、うれしいプレゼントをいただいたので、お礼の手紙とともに「なにかちょっと」、気持ちを贈ろうと思ったのです。

店内をひとまわりして、自分自身がとっても食べたくなってしまったのがこちら。

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「蕎麦善哉 そばぜんざい」です。
善哉とうんちくに弱い私に、積極的にアピールしてきます。

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国産大納言をじっくりと炊きあげ、花豆と白玉を浮かべました。
歯ごたえがこそばゆい そばの実と大納言つぶつぶ感、
この贅沢で楽しい味わいは季節を問わずに(温めても冷やしても)
美味しくお召し上がりいただけます。
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これだけではないのです。
その隣に、少し小さい文字で、次のようにあります。

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ぜんざいの語源は仏教語で、釈迦が弟子の良い行いに対し「善哉善哉」と褒めた言葉から来ている。
また一休禅師が「善き哉(よきかな)」と行った事が由来、出雲地方の神在餅(じんざいもち)が転化した、とも言われています。
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ふむふむ。
とじっくり眺めて、勉強にもなるし、すごくおいしそうだし、包装も美しいし、これにしよう、と決めました。

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それから店内を巡り、蕎麦を使った、おやつにぴったりなお菓子がたくさんあることに驚きました。


「揚げそば」、これは、そばを「そのままぱりぽり新食感」なんだそうです。

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「そばぼうろ」、たまごぼうろが大好きな私としては、激しく惹かれます。

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「揚げそばせんべい」、これもおいしそうです。

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……出かけたのがお昼前の時間帯だったのです……。

そのほかにも「そばの実ソフトせんべい」、「蕎麦くるみ」、「そばまる」……などなど、コレクションしたくなるほどに、そば関連のおやつがたくさん。

まさに、
『「旬」を素材とした味わいのある逸品を「粋」にコーディネイトさせたオリジナルアイテム』だと思いました。

(↑旬粋、公式サイトからの引用です)

「リュクスの定義」に思うこと◆

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「エレガンスの継承者たち」(伊藤緋紗子著)という大型本を久しぶりに眺めて、非日常的なひとときにひたりました。

「世界に君臨する超一流ブランドはどうやって生れて継承され続けてきたのでしょう。いつまでも私たちを魅了するのはなぜでしょう」

というテーマなので、これを読むことで「非日常的なひととき」を過ごす自分自身が少々物悲しくもありますが、美しい写真もたくさんあるので、美にふれたい欲求が満たされるのは事実です。

そのなかから「カルティエ」のクリエイティブディレクターの言葉を紹介します。


「リュクス(奢侈)」の定義について。

「リュクスは、今日ではすっかり使い古され、中身のない言葉になってしまった。人に見せるためや自分が金持ちだと示すためになにかを身につけるのではなく、そのものが、自分のためだけに作られたと感じる個人的楽しみをもたらす時こそリュクスな時なんですよ。だからそのものの精神に魅了されることが大切なんだ

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「リュクスな~」といった言葉は、このところ、雑誌、ネット等で濫用されているように思います。
高価なもの、有名ブランドのものを「所有する」という意味で、使われているような気がしてなりません。
けれど、(たまには正論っぽいことを言いたいのですが)、リュクスはやはり、本来はとっても精神的なものなのだと思います。

そういった意味でいえば、ある世代の方は、「ああ、なつかしい」と思われるかもしれませんが、たしかバブル期に「カルティエの三連リングを彼からもらう」という行為が、流行したことがありました。あれなどは、まさに「もっともリュクスからほど遠い行為」なのだと思います。

服にしても小物にしても、身にまとうもので、「惚れた!」と思えるものに出会えるのは一年にいったい何度あることでしょう。
有名無名関係なく、そういうものとの出会いにリュクスな香りを感じていたい。
「一流ブランド」についての本を眺めながら、つくづく思うのでした。


ウルー HEUREUX を発見した日★

「プリンスに美味しいフランス料理のお店が……」

という噂はちゃんとキャッチしていたのです。

「ああ、彼女がそんなに褒めるなら、行ってみようかな」
と思ったのが昨年の秋。
「ああ、あのひとも、褒めるなら、行きたいな」
と思ったのが昨年のクリスマスシーズン。

……

そして年が明けて、だいぶ経ちましたが、ようやく行ってまいりました。
プリンス、イーストのフランス料理のレストラン、ウルー HEUREUX。

年上の殿方とふたりでランチを楽しみました。

毎度のことではありますが、お料理の写真を撮ることがどうも……嫌いなので、しぶしぶ数枚の紹介ですが、ランチ、堪能しました。

私、ウルーが好きになりました。

そしてご一緒した秘密の殿方は、私など比較にならないほどにたくさんのお店をご存知の方なのですが、「おいしい」と、「ちょっと驚いたぞっ」、という香り漂わせつつ、おっしゃっていました。


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「地産地消」がテーマのひとつになっていて、だから自然と「季節」がそこにある。そして、シェフ自らがきっと楽しんでいるのだろうな、と思わせる「いろどり」と「かたち」。


軽井沢にいらした(数少ない)友人知人を、お連れしたいお店が、ひとつ増えました。


ウルー。HEUREUX。ウルー。
ウルー。語感もすき。
幸せ~という意味のフランス語、ですよね。
こちらから詳しい情報をどうぞ。
ブログもあります。

アルベール・エルバス登場◆

「失われたのは、ファッションそのものではなく、装う“喜び”」。

どきりとして、目を止めました。
このところの自分のことを言われているようで、でもそれは言われたくないことだから、どきりとしたのです。
「悪い?」と開き直ってみたくもあり、「だってこんなに寒いんだもの、つい“喜び”よりも“暖”をチョイスするのは軽井沢住民としては、それはもう人情の域なのよ」と、これまた開き直ってみたくもあり。

それでもつい最後まで、「この記事」をぐいーっと読んでしまったのは、短い文章のなかに平易な言葉で、根本的なことが表現されていたからです。

「ハーパースバザー日本版の3月号」。

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私がぐいーっと引き込まれた「この記事」とは「ランバン狂想曲 in Tokyo」、ランバンのアーティスティック・ディレクター、アルベール・エスバスのインタビュー記事です。

アルゼンチンのブエノスアイレスで彼は、女性たちが年齢に関係なく自由にファッションを愛している姿に魅せられます。
華やかなタンゴバー。
美しく着飾った年配の女性たち。
そこに一人の若い女性が入ってきます。彼女はTシャツにジーンズという姿。

その「光景」に、彼は愕然とするのです。そして自問します。

「いったいファッションはどこへ行ってしまったのか、僕たちの世界がなくしたものとは何だろうか」と。

そして私がどきりとした言葉が続くのです。

そして気づいた。失われたのはファッションそのものではなく、装う“喜び”だとね。それをぜひとも取り戻したいと思ったんだよ


この言葉にインタビュアーの言葉が、重なって響きます。

ランバンが伝えるのは、スタイルではなくエモーションだ。女性一人一人に寄り添い、そっと包み込み、その人生を彩ってくれる


ランバンを身にまといたい、と思わせるみごとな文章だと思います。
……もしかしたら、現在の私が、切望している何かがここにあるのかもしれません。


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久々に、じっくりとくいいるように、ふれあってしまった記事でした。
もっともっとご紹介したい言葉がありますが、全文引用になりかねないので、ここまでとします。
ご興味ある人は、雑誌を購入するしかありません(なんだか宣伝めいてきました)。

そうそう、気になることがもう一つ。
インタビュアーは……と探してみると、「Interview&text:Akari Ii」とありました。

バビのバレンタイン、プラスアルファのポーチ★

世のなかは、やはり、期日がせまってきているせいか、バレンタインモードです。
胸をばくばくさせながら、大好きなあのひとに、頬染めてうつむきながら、さんざん迷ったあげくに選んだチョコレートを差し上げた……記憶は、はるかかなた。

今は、好意を寄せる男女、20名ほどに、チョコレートをお送りするのが私のバレンタイン。
それも今年は、「気分次第で生きたっていいわよね」というわけで、お休みの年になるかもしれません。この場を借りておしらせさせていただきます……。


さて。
みなさまはそんなことをおっしゃっていてはいけません。
心ときめかせて、バレンタイン、楽しもうではありませんか。

プリンス、ニューイーストガーデンモールのバビで、選んでみてはいかがでしょう?
充実しています。
バビはかつて、このコラムでご紹介したことがありました。
こちらです。


なにかしら、良きもの求めてバビに行って参りました。

そうでなくても、ときどき、ここでお茶をするのですが、今回の目的はバレンタイン。

いくつか目に留まったものをピックアップしました。

いかがでしょう。
手のひらサイズの透明ポーチ、食後も重宝しそうです。
女性がお友達同士でプレゼントし合うイメージでしょうか。
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バビのホームページを見ましたら、このポーチのお勧めの使い道が掲載されていました。
たとえば、「口休めのスイーツを入れたり」、「グロスやリップクリームの持ち運びにぴったり」、「お休みの日の、ちょっとそこまで…の用事にも鍵やコインがすっきり入る」、「デスクの引き出しにちょうどよい大きさ」、「USBメモリやダブルクリップの保管もすっきりおしゃれに」
「身軽な格好で出かけたいウォーキングやランニングの際も」「旅行や温泉でお風呂セットを持ち運ぶ」「ipodなどの小型の音楽プレーヤーを入れる」……などなど。


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ヒョウ柄のポーチはちょっと用途も異なります。
「長すぎるコードを丸めて入れてしまえばすっきり整理整頓」
「インパクトのあるポーチからハンカチなどのデイリーアイテムやソーイングセットや絆創膏などあったらいいなアイテムが出てくると、ドキッとしますね」

バビのウエハースの美味しさは、もう疑いの余地なしですから、↓

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プラスアルファのポーチの用途に今回は注目してみました。

プリンスでバレンタイン&ホワイトデイ

本日は バレンタイン関連のイベントのお知らせをします。

2月1日(月)~2月14日(日)の間「バレンタインギフトフェア」
そして、
3月1日(月)~3月14日(日)の間「ホワイトデーギフトフェア」
が開催されます。
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今、いただいたチラシを見ながら、これを書いているわけです。
一番上のハートマーク、ご覧いただけますか。

ここには、
「ねぇ、軽井沢でデートしようよ」
とのコピーが!
ああ。言ってみたいです。
ねえ、軽井沢でデートしようよ……。

地元民にはいまひとつ、しっくりきません。
けれど、言ってみたい。しみじみ思うのは「軽井沢」という土地、その響きのもつ黄金エナジーです。

詳しくは、こちらにあるので、ぜひ、クリックしていただき、あれこれご覧になってください。


私はチラシの中から気になったイベントをいくつかご紹介します。

まずは、「マツオを探せ!」なるイベント。

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期間中にショッピングプラザ内で“マツオ”を発見しよう! 声をかけると「コーヒー1杯券」をプレゼント!
なのだそうです。

……。しかしながら、このイラスト(?っていうのかな)、ぜんぜん、マツオさんに似ていないのです。
だって、「ひとのいいおじさん」ってかんじしません? 
ホンモノのマツオさんはもっと違うのです。
若い殿方のエナジーばりばりの、健康的な魅力あふれる方なのです。

それにしても、マツオさんを発見したとして、どんな言葉をみなさま、かけるのでしょう。
そこに私は興味があります……。


あとはやはり「チョコフォンデュひろば」ですね。

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前回のときもすごい人気だったそうです。
「無料」って強いのね。そうよね、こんな時代だから……。

というわけでみなさま。

詳細はこちらからどうぞ。

チョコフォンデュのすすめ★

ゆったりとした雰囲気、なによりソファがお気に入りで、利用率(私の)かなり高いプリンス、ニューイーストの、イングリッシュ・ティーハウス
「ぜひ、チョコフォンデュを!」のリクエストがありましたので、いただいてまいりました。

スペイン産のビターなのと同じくスペイン産のミルキーなチョコを、ブレンドしたチョコがふつふつと、私を誘います。

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マシュマロ、各種フルーツ、そしてガトーショコラがずらりと並んで、さらに私を誘います。


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……。

その日は風邪気味だったのです。

ちょっと突付かれると、ふら~っとなってしまいそうなくらいな状態だったのです。
どちらかといえば、体が弱っているというより、精神が弱っている、といった状態だったかもしれません。
ですから、そんな状態だったものですから、このチョコフォンデュは神のお恵み……。
とても優しく心に、体に、染み入ったのでした。

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お店の美しいお姉さんと、チョコフォンデュについておしゃべりできたことも楽しかったです。

「この他に、何があれば嬉しいですか?」

と問われて、真剣に考えました。

「そうですね。フルーツも食べたいことは食べたいのですが、それよりも、ケーキセットよりもチョコフォンデュを選ぶ理由として、もっと生地っぽいのが欲しいです。たとえば、スポンジケーキ、あ! 私、バームクーヘンが大好きなので、それがあったりすれば毎週通うかも。それからそれから私、マドレーヌも大好きなので、それがあったりすれば毎日通うかも!」

真剣に考えたのですが、かなり自分のことしか考えていない意見しか述べることができませんでした。

                                                             
それでもみなさま。
私はチョコフォンデュで、あることを発見してまいりました。
それは、チョコフォンデュは、2名以上のオーダーからなのですが、これをご一緒した相手と親密になりやすい、そういう、とっても「バレンタイン前に相応しいエナジー」をもった、逸品なのでした。
どうぞお試しくださいね。

白い服とロングパール◆

今年はじめのコラムで書いた『シャネル&ストラヴィンスキー』、昨年公開されたシャーリー・マクレーン、そしてオドレイ・トトゥ主演の2本のシャネル・シネマに比べて、もっともゴージャスでした。

いわゆる「シャネル」が観たい、という人たちに、もっとも人気がある映画、そんな気がしました。
それもそのはずで他の2本にはないものが、この映画にはあるのです。

まずは「シャネル社」が協力していること。
そしてシャネルの現デザイナー、カール・ラガーフェルドが衣装を手掛けていること。

見所や、「それはないでしょ」と苦情を言いたいところなど、私なりにありますが、ファッションという観点に絞れば、「シャネルの白」の美しさに圧倒されました。

シャネルの基本の3色といえば、「黒」「白」「ベージュ」。
そのなかで今回は特に白です。
ココ・シャネルを演じたアナ・ムグラリスの髪は短くて黒いのですが、この短い黒髪と、白い服がとても美しい組み合わせに見えたのです。

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「白」といえば、やはり「清潔感」が連想されて、私はなんとなく気恥ずかしく、避けていた色なのですが、この映画を観て、白い服が欲しくなりました。
「清潔感で着ようと思うから恥ずかしいのだ、存在感で着ればいいのだ」と意味不明にひらめいたからです。

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また、それと合わせて、以前にこのコラムでも書いたかと思いますが、パールのロングネックレス。
それも「超」がつくロング、の美しさを再発見しました。
ほとんど下腹のあたりに三連にたらされたロングネックレスは、とてもシックで、大人の女を主張しているのです。



山口路子プロフィール写真

山口路子

プロフィール
作家。2001年に東京から軽井沢に移住。
著書に『彼女はなぜ愛され、描かれたのか』(すばる舎)などのエッセイ集、小説『女神<ミューズ>』(マガジンハウス)など。軽井沢を舞台にした作品としては、小説『軽井沢夫人』(講談社)がある。
公式ブログ*山口路子ワールド*
http://anais.cocolog-nifty.com/blog/

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