その他エリア | 嵐山・嵯峨野 大覚寺
こんにちは。
宿泊プラン企画担当のミツヤです。
大覚寺の内部を拝観して、元離宮の建築意匠に目を輝かせていた私たちは、
五大堂の広縁でほっと一息ついています。
周囲800mもある大沢池には、たくさんの鴨が悠々と泳いでいます。
桟橋でも鴨たちが休眠タイム。
可愛らしい姿につい笑みがこぼれます。
ミツヤ:「ここからの眺めは本当にきれいですよね。さえぎるものが何もないですし。」
カシマ:「近代的な建物が全く見えないよね。ここから眺める山々の風景は、
その昔平安時代の貴族が眺めたそれと同じなんだよ。」
ミツヤ:「そう考えるとなんだか不思議な気持ちになりますね。
でもこういう時間が私はすごく好きです。」
しばらく風景を眺めた後、入り組んだ渡り廊下を渡りました。
苔の緑が美しい中庭も手入れが行き届いています。
奥には貴賓館として使用されていた庭湖館という建物も見えます。
残念ながらここには入れないようです。
ミツヤ:「ここはゆっくりと時間を過ごしていただきたい場所ですよね。
やはり元離宮ということもあって、曼殊院と雰囲気も似てますよね。」
カシマ:「もうすぐここで嵯峨菊展が開かれるんだよ。この地だけに伝わる菊なんだ。
今年は11月の1ヶ月間展示されるみたいだよ。」
嵯峨菊は普通の菊と少し異なり、独特の繊細な花を咲かせます。
南北朝時代、大覚寺で初めて栽培されたのだとか。
ここ大覚寺は南北に分かれた朝廷が統一された歴史的な場所でもありますね。
平安時代の王朝文化に思いをはせて・・・はたまた南北朝の激動の時代を思いながら。
今もなおゆったりと流れる大覚寺の時間を楽しんでくださいね。